コミュニケーション

【俳優が教える】印象を良くするための3つのワーク①表情編

こんにちは、アートな人生クリエイター・荒巻まりのです!

今回は、俳優の訓練をする中で有効だったことを交えながら、印象をアップするワークをご紹介します♪

人と対面した時に、少しでも良い印象を残したい…!
そう思ってしまいますよね。

わたしも自然体が一番と思いながらも、ついつい背伸びしてしまうことがまだまだあります。

今回は、印象について考えてみましょう。

1.印象を良くするためには?←今回はここ!
2.印象を良くするための3つのワーク←今回はここ!
 ▶︎印象を良くするために、表情を素直にあらわせるようになろう!←今回はここ!
 ▶︎聴きとりやすい言葉を使って印象を良くしよう!
 ▶︎相手に興味や愛を持つことが、印象を良くする土台になる!

1.印象を良くするためには?

そもそも良い印象を構成する要素とはなんでしょうか?

 

有名なものでは、メラビアンの法則というのがあります。

米国の心理学者アルバート・メラビアンが提唱した法則で、これはコミュニケーション系の講座では必ずと言っていいほど出てきます。

話し手が聞き手に与える印象の割合について研究したものですが、

表情や仕草などの見た目 55%
声や口調        38%
言葉の意味、内容    7%

と言われています。

つまり、見た目→声の順で強く印象に残るということですね。

 

そして大抵の印象アップの講座では、このあと笑顔や相槌、手ぶりなどを加えましょうという話になっていくことが多いのですが…

私はそれらのツールを使っても、自分のものにできていなければうさんくさくなって終わりだと思っています。

 

考えてみてください。
わざと表情をつくったり、不必要に大きく頷いたりする人を見て、好感が持てますか?

例えば誠実で朴訥とした人には、笑顔にならなくても、言葉が少なくても好感を持ったりしますよね。

 

では、私の思う、印象を良くする要素とは何か。

内面の動きが外面に素直に反映されていること。
そして、対象(相手)への興味と愛があること!

これにつきると思います。

 

えーでもそれってどうやってやるの?
って感じですよね。笑

具体的にできるワークをご紹介していきましょう。

 

2.印象を良くするための3つのワーク

内面の動きが外面に素直に反映されていること。
対象(相手)への興味と愛があること。

この二つで良い印象が与えられると書きました。
まずは、内面を外面にあらわすワークです。

 

▶︎印象を良くするために、表情を素直にあらわせるようになろう!

メラビアンの法則でも半分以上の割合を占めている見た目。
清潔感や身だしなみは大前提として、ここでは感じていることを素直に表情に出す練習をします。

まずは表情筋を動かしましょう。

俳優ではない人の80%は、自分が思っているほど表情が動かせていません。(私調べですが。笑)

笑顔と無表情(ニュートラル)と不快な顔の3パターンくらいしかないことがほとんどです。
そして、ほとんどを無表情(ニュートラル)でまかなっています。

対峙する相手は、無表情の中から他の様々な情報を読み取ってこちらの状態を推し量ってくれるわけですが、やはり多少わかりやすくなった方が相手のストレスが軽減します。

 

▷鏡を見て、表情筋を動かそう!

必ず鏡を見てくださいね!
自分が思う100%動かしたあと、さらにそれを倍動かすくらいの気持ちでいきましょう。

準備運動

①顔を中心に集めます。
②顔を全部外に広げます。
③顔を全部右に寄せます。
④顔を全部左に寄せます。
⑤顔を全部上にあげます。
⑥顔を全部下に引き下げます。
⑦最大限に口角を上げます。

笑顔の5段階

無表情を0、先ほど最大限に口角を上げたものを5として、その間を繋ぐように1〜5段階の笑顔を作ってみましょう。

口角を上げ、目尻を下げるイメージです。

5段階それぞれの表情の時の自分の気持ちを想像し、アンカーになるような出来事を思い浮かべます。

こんな感じです。
5→大好きな芸人さんのギャグ
4→めちゃ嬉しいプレゼントをもらった時
3→店長に褒められた時
2→友達の恋バナ
1→美味しそうなランチを選んでいる時

不満(不快や怒り)の5段階

無表情を0、先ほど顔を中心に集めたものに近い状態を5として、その間を繋ぐように1〜5段階の不満の表情を作ってみましょう。

眉を寄せ、目をひそめて、口をへの字にするイメージです。

5段階それぞれの表情の時の自分の気持ちを想像し、アンカーになるような出来事を思い浮かべます。

悲しみの5段階

無表情を0、先ほど顔を全部下に下げたものを5として、その間を繋ぐように1〜5段階の不満の表情を作ってみましょう。

目尻を下げ、口角も下げるイメージです。

5段階それぞれの表情の時の自分の気持ちを想像し、アンカーになるような出来事を思い浮かべます。

顔の筋肉が熱くなってクラクラしてきたと思います。
なれないうちは少し休みながらやりましょう。

 

▷日常での練習

笑顔、不満、悲しみの5段階それぞれで、アンカーになるイメージを見つけたと思います。
それを手掛かりに、日常で思い出した時に、自分の今の気持ちはどれにあてはまるかな?と想像して表情に表してみてください。

あてはまらなかった場合は(期待、ドン引き、卑屈、ドヤなど?)その感情を目と口を使ってあらわすとどんな感じで、大きさはどんな段階かな?と考えてみてくださいね。

幸い、今はみなさんマスクをしていますから、多少表情を動かして練習してもバレません!笑

 

もちろんこれは練習なので、実際に心が動いていないのに4や5段階の表情を作るととっても変な人になります。
本当に相手と対峙する時は、練習のことは基本忘れて素直に反応しましょう。
練習⇔実践と繰り返しているうちにだんだんできるようになります。

 

特に相手の話を聞いている時、それを受けて動いた分だけ表情に出せるようになると、印象アップ間違いなしです!

長くなってしまったので、次回に続きます。

 

次回は、印象を良くするための3つのワークの2つめと3つめ。
▶︎聴きとりやすい言葉を使って印象を良くしよう!
▶︎相手に興味や愛を持つことが、印象を良くする土台になる!
を説明します。

→こちらからどうぞ

 

 

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アーティスト、俳優
荒巻まりの
東京芸術大学デザイン科を卒業したのち、新国立劇場演劇研修所で学ぶ。二児の母。 「ありたい自分に立ち戻れる絵」をテーマに、現実と見えない世界を共存させるアーティスト。 美術予備校講師、新人向け俳優レッスン、プレゼン講師の父とコラボで存在感アップ研修の開発をしたりと、講師業とも切り離せない人生である。 好きなものは、青、金色、幾何学模様。 アルシュという龍神のお爺さん、エトワールという武装した女性のハイヤーセルフと時々お話しする。
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